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面接対策 優秀な企業の採用


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「採用重視は優秀な企業の証」

 

人事マンが扱うお金、予算について触れておきます。

人事に関係する予算には、次の6つによって構成されます。
1.採用費
2.給与(時間内・時間外)
3.賞与・報奨金・インセンティブ
4.退職金
5.教育・研修費
6.福利厚生費(法定内・法定外)
この中で、1.採用費は、人事マン泣かせの予算です。

『採用は、水物』と人事マンの間では、よく言われます。

予算通りの採用ができないのが現実です。例えば、年間100人の採用予定でいた企業が、結果50人しか採用できなかった。2.〜6.の予算は、計画当初よりも少ない金額ですみます。しかし、1.については、逆に2倍の経費をとらなければならなくなります。採用予算は、そのときの就職市場によって、大きく変動し、予測が困難です。

また、1.採用費は、他の予算に比べて、優先される予算でもあります。

例えば、今年度の新卒採用を100人予定していた企業があったとしましょう。一人を採用するために100万円×100人の採用予定=1億円の予算計上をしていました。上述のように半分の50人しか採用できなかった場合、「追加予算で、もう1億円予算をください。」という要求は、企業の差もありますが、比較的承認されやすいものです。他の予算で、このような大幅な変更などしようものなら、担当者はかなり怒られることになるのでしょうが・・・。採用できなければ事業計画に大きく影響する為、採用予算は、ある意味特別な予算と言えます。

面接時に、このあたりの採用費についても質問をしてみてください。

企業に計画性があるかどうか、従業員に対する姿勢はどうか、それらをはかるバロメーターになります。一人あたりの採用費が高い企業ほど、採用に対して熱心です。採用に対して費用を惜しまない企業、いわば、人事マンがグルメとも言える企業の場合、採用費について、質問しても好感を持たれます。応募者に、「コスト感覚があるな。」という評価もさることながら、「人事マンの仕事を理解してくれている」ということにが、人事マンを嬉しくさせます。
   
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