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最終の社長面接、応募者にとって最も緊張する瞬間かもしれません。しかし、最も、採用基準が低いのが社長面接です。特にオーナー創業者などは、基準が無いといっても過言ではありません。
財閥系大企業の子会社は別として、ソニーやホンダをはじめ多くの企業は、社長単独あるいは親しい仲間数人で、創業している企業が殆どです。創業時の採用は、とても苦労があります。知名度も無い、払える給与にも限度がある。そのような条件では、身内でもない限り、応募する人はまずいません。社長は、採用難の時期をかならず過ごしてきています。ですから、どんな応募者に対しても、『よく、こんな会社に応募してくれたな。ありがとう。』という感謝にも似た気持ちが芽生えます。
就職のハウツー本で、『社長に会え!』というのは、社長の考えや、経営方針を聞き、入社に値するかどうかの選択といった目的もありますが、選考の難易度からも、社長に会うのが、最も簡単ということです。
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