|
法上は、会社組織の最高意志決定機関は、取締役会です。民間企業に勤める人であれば、誰もが恐れるのが、取締役会であり、役員の人達でしょう。しかし、人事マンは、その中でもとりわけ、取締役を恐れる人達です。
それは、人事業務の多くの決済は、この取締役会の承認が必要となります。「組織をどうする」「従業員数を・・・」「人件費を・・・」など、取締役を通さないと、個人の裁量だけでは、判断してはいけないことが、法律上、他の部署と比較して非常に多いのです。
その為、他の部門の人よりも、取締役会は極めて重要で、最も怖い存在になります。
人事マンの仕事ができる要素に、『いかに役員と仲が良いか。』という俗っぽい能力が入ってくるのでしょう。役員との人間関係が、仕事の優劣につながるのです。
|