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自己を見つめる場合、避けては通れない年齢というものに注目してみましょう。新聞の求人欄、転職情報誌、あるいは企業のHP採用情報をみても、お分かりのように、応募資格の年齢は、判で押したように、「〜35歳まで」といった年齢の制限があります。
それでは、35歳を超えると、採用したいと思う企業が全くないかというと、それは違います。
実は、35歳超え人を採用したいという企業は、多くあります。
35歳以上も採用したい理由として、「幹部クラスの不在」があげられます。
現在のような不況下では、幹部の役割は会社にとって、ますます重要です。優秀な幹部がいる・いないによって、勝ち組みになることもできれば、負け組みになったりします。企業として、優秀な幹部を喉から手がでるほど欲しい状況です。
それなのに、35歳以上の採用に踏み切る企業が少ない理由は、大きく2つあります。
1.企業自身が、未だ真剣になっていない、いわば危機感が不足しているからです。まだ、現状でも「現在、やっていけてる」、あるいは、「将来的に、やっていける」という、ある種の安心感があります。そのような環境ですと、幹部自信は、無意識のうちに保身の方に走り、外から自分の競争相手となる、優秀な人材を確保することに対して、抵抗するからです。
2.また、新聞や転職情報誌では、そのような優秀な人材を採用するのが困難だからです。当然、優秀といわれる人材は、現在の仕事に追われる日々が続いており、転職を意識する暇がないという方が多く、媒体などでは、容易に採用するのが難しいからです。
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