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専門性を高いレベルで要求する企業は、ますます増えています。ひと昔前のように、「未経験でもいいから、教育して・・・。」なんて余裕のある会社など、ほんの一握りです。高い専門性や豊富なキャリアを求める一方、年齢は若年化しています。「若いのに経験が豊か」という相反する条件を、求められる時代です。
情報誌とかでも、
「専門性を持ちなさい。」
「最低でも、5年は、ひとつの仕事に従事して、職務経歴として誇れるようにしなさい。」
「今求められているスキルは、○○だ。」
「これからは、ゼネラリストよりもスペシャリストだ。」
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みたいな言葉があり、専門性が必要なのは周知のことです。
また、専門性を高めることと同時に、多くの機能を身につけることが重要です。
実は、専門性よりも多機能化のほうが、要求されているかもしれません。
例えば、パソコンが、昔は、計算するだけの機能だった。ところが、「音楽も聞ける」、「TVも見れる」、「電話もできる」みたいに、多機能化してきた歴史とよく似ています。多機能化と同時に、それぞれの専門機能も高める。多機能化と専門性の両方を追求することが、高くても売れる商品となるわけです。言い換えれば、高く売るために、多くの機能を持たせ、それぞれの機能をより高度化させてきたということです。人も、同じように、高く評価されるためには、ひとつだけの専門性の追求だけでは足りません。人材価値を高め、高い給与は稼ぐには、複数の専門性を同時に追求することです。
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