面接のプロが教える、面接の対策

面接対策 専門性を磨く


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「高い専門性を持つ」

 

専門性を高いレベルで要求する企業は、ますます増えています。ひと昔前のように、「未経験でもいいから、教育して・・・。」なんて余裕のある会社など、ほんの一握りです。高い専門性や豊富なキャリアを求める一方、年齢は若年化しています。「若いのに経験が豊か」という相反する条件を、求められる時代です。
情報誌とかでも、
「専門性を持ちなさい。」
「最低でも、5年は、ひとつの仕事に従事して、職務経歴として誇れるようにしなさい。」
「今求められているスキルは、○○だ。」
「これからは、ゼネラリストよりもスペシャリストだ。」
みたいな言葉があり、専門性が必要なのは周知のことです。

また、専門性を高めることと同時に、多くの機能を身につけることが重要です。

実は、専門性よりも多機能化のほうが、要求されているかもしれません。

例えば、パソコンが、昔は、計算するだけの機能だった。ところが、「音楽も聞ける」、「TVも見れる」、「電話もできる」みたいに、多機能化してきた歴史とよく似ています。多機能化と同時に、それぞれの専門機能も高める。多機能化と専門性の両方を追求することが、高くても売れる商品となるわけです。言い換えれば、高く売るために、多くの機能を持たせ、それぞれの機能をより高度化させてきたということです。人も、同じように、高く評価されるためには、ひとつだけの専門性の追求だけでは足りません。人材価値を高め、高い給与は稼ぐには、複数の専門性を同時に追求することです。
POINT
複数の専門性を同時に追求する

例えば、勤務している会社から、『WEBサイトを構築して、収益アップをしてください』という課題が与えられたとしましょう。

課題を解決する為のビジネスプランを考える場合、そのために必要なスタッフは、「どのような人材」で取り組むかということは、極めて重要です。

必要なスタッフには
サイトを構築できる技術力を持つSEやプログラマーのような人
文章をかけるコピーライターあるいは、編集者のような人
サイトに集客するための宣伝・広告プロデューサー
etc
専門性を持った人々が必要でしょう。予算を無視すれば、専門性ひとつに対して、1人というような採用をすれば充分です。しかし、限られた予算の中では、難しい話です。それは、立ち上げ時に、プロジェクトに必要な適正人数を算出するのは、とても困難だからです。さらに、長期的に市場の変化に合わせた適正人数を算出するとなると、不可能に近くなります。そのような適性人数を把握できない状況では、複数の専門性を兼ねる人で、組織を構成する。いわゆる「少数精鋭」の組織がベストです。スピードと小回りの効く事業展開が可能となり、事業を成功させる可能性が高くなります。つまり、複数の専門性を有する人で組織を構成するということが、成功の鍵を握っています。

このように、高い専門性を複数兼ねる人のニーズは、今後ますます増えていきます。
対策
プロ意識を捨てる奥義
ここで言う、「高い専門性をもつということは、ひとつのキャリアを貫く」ということではありません。「自分は、宣伝のプロだから、コンピュータ技術のことは、よくわからないんだよね。○○ちゃんが、そのプロだから・・・」と、はなから専門外で、自分には関係ないと無関心な人がいます。その人の多機能化という成長は、そこで停止しています。そのような人は、その道以外には、転身は無理となってしまいます。一生その道をから、離れられません。仮に、高い専門性を複数兼ねる人が台頭してきた場合、ひとつの専門性にこだわる人が、職を奪われるということは、今後起こってくるかもしれません。
   
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