面接のプロが教える、面接の対策

面接対策 ターゲットに合わせた面接術


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「人気企業が、ターゲットの場合」

 

一流企業あるいは、人気がある企業の中には、高ビーな態度をとる人事マンもいるはずです。ストレス面接を行なう、企業もあります。ちなみに、ストレス面接とは、応募者が面接時にストレスを感じるくらいに、面接官が異常な対応をする面接です。できれば、就職活動で、このような、面接には遭遇したくはありませんが・・・。
人事マンが、わざと、ストレス面接を行うこともあります。応え難いような質問、人が嫌がるような質問、攻撃的な態度など応募者を窮地に陥れ、その反応で、評価を下そうとする面接です。
これが意図的にそうであればいいのですが、人事マンの中には、それが、面接だと誤解している人、あるいは、基本的に、そのような面接になりがちな人がいます。
不運にも、このような面接に遭遇したときの対処方法をお話します。

●ストレス面接の奥義
喧嘩の場合、『負けるが勝ち』と言われますが、攻撃的な質問に遭遇したときは、じっと、その攻撃が過ぎ去るまで退避することが賢明です。
このような質問をする面接官の多くは、心のどこかで、好戦的な意識が芽生えています。
人間の持つ、ある種のサディステッィクな部分が表面にでています。
相手の挑発にのり、議論を戦わせ、お互いが、納得するまで話し合うというのも、コミュニケーションのひとつです。しかし、面接する時間には、制限があります。おそらく、面接という限られた時間では、それは無理といえます。

●新たな人脈と副産物
あるソフト開発の会社の人事部長と面接での事例です。
人事部長の質問は、
「あなたは、40歳にもなって結婚してませんが、彼女はいるのかな?」。
応募者、「はい、いません」。二人とも沈黙。気まずい雰囲気へ。

面接結果は、「40歳は、当社の組織では、歳が上すぎるな」となり、NGでした。
普通の会話であれば、「個人の問題だから、放って置いてくれよ。」と反論したくもなる質問です。未婚ということは、履歴書を見れば分かることで、それが企業にとっての採用基準であれば、書類選考で落とすべきものです。
おそらく、この人事部長の過去の経験の中から、「結婚していない人は、何か欠陥がある。」という固定観念を持ってしまったのでしょう。

重要なのは、この質問で、面接官の思想を把握し、適切な言葉で対応することです。
例えば、「仕事が忙しすぎて、結婚相手を見つけられませんでした。」
「お得意様からも、縁談の話があったのですが、仕事とプライベートとは区別したいので、断ってきました。」などなど、結婚という話題を利用して、
「仕事は、できますよ」と遠まわしにPRすることが可能です。

● 嵐の過ごし方と嵐が過ぎた後
格闘技でも、攻撃を一方的にずっと行うことは不可能です。いつかは、疲れて、守備に回る場面が巡ってきます。ストレス面接も格闘技同様に、攻撃の嵐がすぎるまで待つ。打たれつづけることも必要です。ただし、超一流の格闘家は、攻撃されながらもダメージを最小限にくい止める技を持っているものです。攻撃に強い人は、守備に弱いものですが、質問攻めにしてみてください。しかも、その質問は、面接官が話し易い質問、面接官が好む質問あるいは、YES/NOで応えられる質問を浴びせつづけてください。
例えば、前述のような人事部長に対しては、「お住まいは近いですか?」「仕事は、忙しくありませんか?」「ご子様はいらっしゃいますか?」などなど家族に対するYES/NO質問をします。最後に、「○○さんのような仕事と家族を持てる人は、理想ですね」などと締めくくることで、相手の「何故、結婚していないんだ」という疑問が、面接終了時には、人事マンの頭から消失しているはずです。


   
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