面接のプロが教える、面接の対策

面接対策 ターゲットに合わせた面接術


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「一度落ちた企業が、ターゲットの場合」

 

●「再応募の是非」
一度、就職活動で落ちた企業に、再チャレンジすることが、可能かどうか?
その前に、人事マンがどのように応募書類を処理するかについてお話します。
最近では、インターネットからの応募エントリーが増えていますが、基本的には、履歴書と職務経歴書が揃って初めて正式な応募エントリーとみなします。これは、一斉送信にて、安易に応募エントリーしてくる方を排除したからです。
そして、正式に応募した人の進捗管理は、最低でも
1.応募の受付日
2.応募ルート
3.氏名
4.個人情報(連絡先や学歴・会社名など)
5.選考結果
の4つの項目で管理します。

5.選考結果について、更に言えば
a.書類選考でアウト
b.面接でアウト
c.筆記テストでアウト
d.本人の辞退
などに分類し、管理されています。

この情報は、最低3年間は保持されます。人事マンは、応募受付時に、過去の応募データを参照します。過去に応募履歴があるかたについては、5)の選考結果によって、次の選考方法が違ってきます。
a.書類選考 応募書類を再チャック、大きな変更箇所が無い限り、通常アウトの処理。
b.面接 面接時の票定評を再チェック、ボーダーライン以外は、アウトの処理。
c.筆記試験 試験結果を再チェック、ボーダーライン以外は、アウトの処理。
d.本人辞退 通常、次のステップに進んでもらう。
要するに、d.本人辞退のみが、再エントリーが可能ということです。

これで、わかるように、
数打てば当たる方式で、闇雲に企業を受ける事は、その履歴が後日、応募企業を減らすことになりかねます。大したことのない会社が、2・3年後、魅力有る企業に変化していたということもありえます。後悔しない為には、充分な準備をして、応募しましょう。
また、「どうせ、その会社から内定もらっても入社しないのだから、面接で悪印象を与えて、落ちてしまおう」などとは、くれぐれも、思わないことです。きっちりと、辞退の意志を企業側に伝え、手間でしょうが、礼文を送ることをお勧めします。

この礼文の目的は、勿論、選考の手間を取らせたお詫びと感謝の表現なのですが、もう一つ重要な意味があります。それは人事マンのうっかり入力ミスがあるからです。
例えば、何らかの理由で、d.本人が辞退したにも関わらず、データ上は、それ以外でNGと入力ミスとなっている。本来ならば、次のステップに進んでもらうべき応募者なのに、エントリーができなくなる危険性があります。
送られた礼文は、応募書類と一緒に個人別にファイリングされていますから、人事マンが入力ミスに気づきやすいのです。

(礼文の記入例)
拝啓
先日は、お忙しい中、○○様の貴重なお時間を頂戴し、感謝いたしております。
面接では、多大なるご配慮とアドバイスをいただき、今後のビジネス人生にとって参考になりました。

(面接での実際のやりとりに対する感謝の弁)

今回、合格のご連絡を頂戴し、身に余る光栄でございます。しかし、あれから周囲とも相談し、悩みもしましたが、今回は、他の環境で自己を磨いてみようと決意しました。
誠に勝手ではございますが、これをご縁に○○様とお付き合いできますよう、お願いできれば幸いです。

御社のご発展と○○様のご健勝を心より、お祈り申し上げます。
敬具


   
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