皆さんの友人・知人の中にも『勘が良い人と悪い人』がいると思いますが、この区別を、どのような要因で、見定めていますか?
《対人関係において》
こちらが意図するものを瞬時に理解できる人=勘が良い。
〃 理解できない人=勘が悪い
《対環境において》
良い場面に遭遇するチャンスが多い。逆に、危険な目に会う機会が少ない=勘が良い
悪い場面・危険な場面に遭遇することが多い=勘が悪い、
一見すると、「持って生まれた才能」だったり、「人生の運」といったようなもので、片づけられるかもしれません。
しかし、情報に対する思考パターンの違いが、勘の良し悪しに決定的な差異を生み出すように思います。
● 第六感
その情報は、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)によって、脳で処理されます。
脳は、これまでの経験により、数えきれぬほどのパターンファイルを持っています。
この体系されたパターンファイルが、勘あるいは第六感といわれるものです。
例えば、
「キャンプで、今日の天気予報では晴れといっているけれど、何となく、早く帰ろうという気持ちになった。キャンプ場を早めに出たら、雨がやってきて、難を逃れた。」という第六感がはたらくこともあるでしょう。これは、光・風・湿度・温度などなどの様々な環境情報が、今まで培ってきたパターンファイルの1枚「雨が降るかもしれない」という思考パターンに電流が流れ、「雨が降る」という意識をもたないまま、「帰れ」とう指令を発するのでしょう。
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