例えば、サッカーの試合で、ポイントゲッターとして評価される人がいますよね。これは、ゴールへの嗅覚がするどい人で、試合の流れに対する勘が働く人です。
たまたま、ボールが転がる位置に、ポジショニングしていて幸運を手に入れた。と見えるかも知れませんが、全ての選手のポジションと行動を一瞬にして肌で感じ取り、ベストな位置に、身を投じる。このような勘が重宝がられるのは、スポーツの場面だけでなく、ビジネスの世界でも重要です。
ビジネス業界での成功者も、その人の勘によって成功した実例がたくさんあります。
新しい会社・新しい事業というのは、そもそも、前例が少なく、この勘を頼りにしなければいけないのかもしれません。
日々の仕事の場面でも、勘の良い人は、周囲から好かれます。
かゆいところに、手が届く仕事は、誰しも評価することでしょう。
言われなくても、ちゃんと、全体の仕事の流れをよみ的確な仕事を準備している。そのような人は、ゴールの得点を獲得するかのごとく、高い査定を獲得しているはずです。
このように考えると、コミュニケーションにおいて、仕事上の会話というものは、勘が働かないときに利用されるツールといった見方もできます。
● 勘が鈍るとき
勘の良い人でも、勘が鈍るときがあります。その理由として、いくつかあげますと。
1. 体調が悪いとき
2. 環境に馴染んでいないとき
3. カルチャ―が違うとき(外国人や生活習慣の違う人)
4. 強い思い込みがあるとき
例えば、絶世の美女に遭遇したとしましょう。手に負えないような物凄く性格の悪い女性だったとしても、勘が働く前に、いや勘を働かせることなく、彼女に近づいていこうとするでしょう。結果、ひどい目にあうこともあるはずです。
勘をどのように、面接で利用するかということですが。ひとつは、会社を見抜くときです、自分に適した会社かどうか、自分自身の勘を働かせて、選択するには。
先ほどの勘が鈍る要素を排除していきます。特に、3.4.の要素は重要です。
時に、憧れの企業との面接の場合、美女との遭遇と同様に、自ら勘を働かせることを放棄するからです。
● 勘が悪い人
他人とのコミュニケーションにおいて、自分の意志を伝えることの重要性は、皆さんもご存知でしょう。逆に、その意志が伝わらなくて、大きなミスを起こした経験もあることでしょう。
先日、とある人に、領収書の仕分けを頼んでいたのですが、これが、お店ごとの束になって戻ってきました。こちらとしては、月別にまとめて欲しかったのですが・・・・。
こちらもキッチリと指示しなかったので、仕方が無いのでしょうが。「お店ごとにまとめる意味があるの」と、仕事の途中に気がついてもいいのではないでしょうか。と愚痴はこれくらいで。
コミュニケ―ションにおいて、勘が悪い人の場合、得てして、話しの時間が多くなってしまします。これは、話し好きとか嫌いとかという次元でなく、生活の中で、コミュニケーションの量を多くしないと、上手く処理できない過去の経験から、結果としてそのような行動をとらせるのかもしれません。
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