「何か、うさんくさい人物だな。」人事マンとしての勘が冴えるときが、あります。企業によっては、興信所などを使うケースもありますが、よくよく調べてみると、××があったなどということがあるのです。
そこまでいかなくても、「採用するには、何か・・・、ちょっと違うな」という不思議に勘がはたらく場合があります。
人事マンは、駄目社員と応募者をオーバーラップして見えているものです。どうしようもない従業員と同じ口調だったり、仕草だったり。
人事マンは、この類似パターンによって、勘が働き、応募者を選別するのです。
●勘をベースとしたコミュニケーションスキル
『話しがトンチンカン』といわれる人がいます。勿論、面接の場面で、このような評価をえるようだと、どこの会社への入社も困難なことは言うまでもないでしょうが。
余談ですが、『トンチンカン』は『頓珍漢 (トンチンカン)』と書きますが、
「トン」は、トンマの略で
「カン」は、男の事で、
「チン」は、言葉の調子を整えるための語だそうです。
ようするに「トンマな男」という意味です。勿論、面接で、「トンチンカン」と評されるるようであれば、合格などできません。トンチンカンといわれないようにする為には、面接のシナリオを準備し、シナリオに沿った展開を実行することが大事です。しかし、現実的には、応募者は弱者の立場に立たされることが多いので、このシナリオ通りに面接を進行することは、難しいです。主導権は、あくまで人事マンが持っているのです。だとすれば、ここでは、勘が大事になってきます。
「ひょっとしたら、この質問の真意は、違っているのでは?」などと、全神経を集中させて、人事マンの言葉に、勘を働かせてください。
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